ITエンジニアとプロのITエンジニアって何が違うの?

「ITエンジニアになれば年収1000万!!!みんなITエンジニアになろう!!!」みたいな広告を少なからず目にしていて、これをわりかしまともに受けていて、「年収1000万」だからITエンジニアになろと思う高校生、大学生が少なからずいて、とても残念に思う。

 

正直、私の目にはこの「ITエンジニアになれば年収1000万!!!みんなITエンジニアになろう!!!」は「プロ野球選手になれば年俸1億円!!!みんなプロ野球選手になろう!!!」と変わらない。

 

なんで、年収1000万にはなれると思うけど、年俸1億円にはなれないと思うのか謎だし、なんでそんなにお金だけを見ているのかも謎である。

 

私は、野球はほぼやったことがないが、100日くらい必死で練習すれば「野球ができる人」になると思う。(パワプロでいう所のオールFでサードからファーストまでギリギリボールが届くくらい。)

 

ITエンジニアも同じで、100日くらい必死で勉強すれば「ITエンジニアリング」できる人になると思う。

 

が、それでは年収は良くて400万とかであろう。

 

では、プロとプロじゃないの違いは何か。

 

プロは、どんな無茶な話が来ても、それに対応できる。

 

野球できる人とプロの野球選手の大きな違いは(きっと)160キロの大谷翔平のストレートがきたとしても、1打席目では対応できないかもしれないが、試合中にはなんとか対応できるようになっているはずである。(因みに、大谷選手のNPBで最も良かった年の防御率は1.86で、通算は2.52。凄いけど相手チームは全くなんもできていないわけではない。)

 

それに、プロ野球選手は(きっと)どんな無茶な練習でもやっている。

https://blog.goo.ne.jp/full-count/e/6c96eb7d4c151ac4305f5be0cc827a61

 

プロITエンジニアも、かなりの無茶もやっている。

徹夜するのなんて当たり前だし、異常な量のドキュメントを読んでいるし、異常なほど働いている。(この世界は、プロ野球選手みたいに怪我はしないけど、メンタルがおかしくなっているはプロ野球選手の怪我くらい普通で、燃え尽き症候群やら、インポスター症候群になっている。)

 

ではなんでこんなことやっているかと言われると、

満員のスタジアムで自分の活躍によってチームを勝たせることにこれ以上ない喜びを感じてしまっているから。

(世界中の人達に自分のスキルによって作ったサービスで幸せにすることにこれ以上ない喜びを感じてしまっているから。)